秋の伊吹山と薬草湯
伊吹山山頂
伊吹山は昨年の夏に夜間登山で登りましたが、ドライブウェイが
通行止めで静かな間に秋の伊吹山と山頂からの展望、それに下山後の
薬草湯を楽しみに出かけてきました。 (^_^)
【 期 間 】 1995.10.7(土)
【 山 域 】 伊吹山地
【 山 名 】 伊吹山
【 天 気 】 晴れのち曇り
【アプローチ】 6:03 大阪 〜 7:54 米原 (JR 長浜行 快速)
7:59 米原 〜 8:08 近江長岡 (JR 熱海行)
8:36 近江長岡駅〜 8:48 伊吹登山口 (湖国バス 甲津原行)
【 ルート 】 近江長岡登山口〜伊吹山〜近江長岡登山口〜ジョイいぶき
【 メンバー 】 単独
8:36 土曜日ではあるが近江長岡駅前の登山者姿は思っていたほどは多くない。
しかし、マイクロバスの座席はほぼ満席。バスは伊吹登山口を目指すが、
突然右に折れて行く。あれっ、と思っていると大きな新しい建物が
見えてきた。「伊吹薬草の里文化センター」(愛称 ジョイいぶき)だ。
帰りに立ち寄ろうと思っている薬草湯はこの中にあり、セメント工場の
ちょうど南側になる。バスはぐるっと回って再び登山口への道に戻る。
8:48 伊吹登山口着。帰りのバスの時間をチェックしてから出発。
9:00 三ノ宮神社に到着。右手に回って山道に取り付く。樹林の中の道だ。
9:20 1合目に到着。ここはスキー場のゲレンデで一気に視界が広がる。
結構汗をかいてきたのでTシャツ1枚になる。
ゲレンデではパラグライダーの講習会のようで、小さく飛んで
練習する姿が見られる。ベテラン達はもっと上から飛んでいるらしく、
左手の上空に浮かんでいるのが見える。芝生のゲレンデからはキリギリスや
コオロギの合唱が聞こえて心地よいが、講習を指導する拡声器の声と
近くにやってきた草刈り機の騒音が見事にぶち壊してくれる。 (;_;)
9:55 3合目に到着。左手に伊吹高原ホテルを見送る。この辺り、たくさんの
ススキがきれいだ。白いリュウノウギクやアキノキリンソウ、それに
フウロソウの仲間らしいのはハクサンフウロだろうか?
マツカサに似た花を付けたワレモコウも見ることができた。
10:15 4合目のリフトの所に腰掛けて休憩。 次々と人が登ってくる。
スキー場もここで終わり、山らしい比較的静かな雰囲気となる。
10:30 5合目を通過。この辺りからイブキトリカブトが見られるようになる。
10:45 6合目に到達。涼しい風が気持ちいい。下を見下ろすと遥か下方に
色とりどりのパラグライダーが見える。さっきまで頭上に見えていたのが
あんなに小さく見えるとは、既にかなりの高度を稼いだことを実感する。
11:10 8合目に到着。小屋の前のベンチに腰掛けてひと休み。
11:30 9合目を通過。この辺りには沢山のリンドウが咲いている。
ここまで来れば頂上はもうすぐだ。
11:40 伊吹山山頂(1377m)に到着。山には不似合いな売店の前を抜けると
南側には鈴鹿の山々、北側には美濃の山々が良く見えるが、遠くの方は
雲に隠れて期待したほどではないのが残念だ。
ヤマトタケル像の後ろへ回って昼食にする。さすがに山頂は涼しく、
早速長袖のシャツを羽織る。美濃の山々を眺めながら餅入りラーメンを
食べていると、いつの間にか美濃の山々の奥に雲の間から顔を出している
山がある。白山のようだ。やった〜、来た甲斐があったなぁ。 (^O^)
白山はやがて再び雲に隠れて見えなくなったが、今度は東に目を転じると
遥か彼方の雲の上にいくつかのピークが顔を覗かせている! \(^O^)/
おおっ、あれはアルプスの山に違いない。乗鞍だろうか、それとも穂高?
感激しながらシャッターを切る。やがてこちらも雲に隠れてしまい、
当分顔を出すことはなさそうだ。
12:40 わずかの時間ではあったが、白山やアルプスの山まで見ることができた
満足感に浸りながら下山開始。
あとは薬草湯を目指してひたすら下るのみである。
13:15 5合目に到着。ここで一息入れる。
14:05 三ノ宮神社に到着。のどが渇いたので神社の横にある伊吹牛乳の
製造直売店に立ち寄ってみる。1本70円。おいしい牛乳だ。
14:15 伊吹登山口バス停着。この時間は当分バスはないのでジョイいぶきまで
歩いて行くことにする。歩いても15分ほどだろう。
14:30 ジョイいぶきに到着。広くて立派な建物だ。薬草湯の入浴料は200円。
下山後の入浴では脱衣所のロッカーが小さくて、いつもザックの置き場に
苦労するのだが、ここのは比較的大きく、私の35リッターザックでも
入るのはありがたい。薬草湯の他に露天風呂もある。今日一日の汗を
流すことができてサッパリ。あ〜気持ちがいい。 (^o^)
入浴後はおみやげに薬草湯の素(?)と地元の漬物を買った。
15:30 涼しい秋の風に吹かれながら、さっぱりとした気分で帰りのバスを待つ。
【 帰 路 】 15:43 ジョイいぶき〜 15:52 近江長岡 (湖国バス 近江長岡駅行)
16:19 近江長岡 〜 16:28 米原 (JR 米原行)
16:51 米原 〜 18:14 大阪 (JR 姫路行 新快速)
伊吹山の花はやはり夏がベストだとは思いますが、秋のちょっと控え目な花も
良いものです。さらに展望に薬草湯にと満足の山行きでした。 (^_^)
タイトルインデックスへ
山行インデックスへ
山域インデックスへ
トップページへ